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| 5月18日、着陸態勢に入り機体を傾けたジェット機から見たロンドンは、ビルが少なく緑豊かな童話から抜け出たような景色が広がっていました。快晴に恵まれ無事着陸、13時間という飛行機での旅も緊張のせいかそれほど疲れを感じません。空港から一路宿へ向かいましたが、途中街路樹の美しさにまずびっくり。樹冠が大きくのびのび育った木ばかり、仙台ではあまり見かけないサンザシを始めとしてマロニエ、ピラカンサ、ライラック、キングサリ等いずれも大木で満開の花が出迎えてくれました。日本に比べて花木が多く、また緑葉の木だけでなくアクセントに黄色の葉を持つエンジュ フリーシア、銅葉の西洋ブナ、銀葉のサリックスが配置され、レンガ造りのクラッシックな建物の美しさと溶け合いガーデニングの国に来たのだと実感しました。 宿に荷物を置くのももどかしく、興奮状態でチェルシー会場へ、するとそこには想像以上の世界が広がっていました。勿論各ブースの庭は完成前で、土台だけの所も多いのですが、会場の広大さ、次々と運び込まれる植物の種類と量に圧倒されました。ガーデンセンターというより大部の植物図鑑が散りばめられたようです。草花ばかりでなく樹木も今年カタログで見たばかりの最新品種が当たり前のようにならんでいます。持って帰ることが許されるのならば一枝でもと胸が痛くなるほどでした。ベースもすべて本物志向、外壁はレンガを二重に積んであったり、フェンスは全てアイアン製、オブジェはブロンズです。会期がたった4日間だと思うと頭がクラクラしてきました。日本のショーのようなイミテーションは何処にも無く、参加者全員が本物の庭を作ろうとしていました。 お金の話で恐縮ですが、小さいブースでも一千万円以上のお金がつぎ込まれていると聞き、チェルシーフラワーショーの伝統と格式の高さを感じ、参加できることを感謝したい気持ちで一杯になりました。 チェルシーフラワーショーでもうひとつ驚いたことがあります。女性がリーダーのチームも、女性だけのチームも決して少なくないことです。小さいブースから大きいブースまで規模も人数も様々ですが、どのチームも実に楽しそうにおしゃべりしながら泥だらけで作業をしていました。私も作庭が始まってからは泥だらけで、爪が真っ黒になりました。手洗い場で真っ黒な爪を見てため息をつく女性達を見てほんの少し仲間入りできたような気がしました。 日本の造園業会はまだまだ男性社会ですが、いつか日本からも女性だけのチームが参加する日が来るかもしれない、という夢をもらえたチェルシーでした。 |
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| 宮内仲子 | |||||
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