08.11.24

『納棺夫日記』

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映画『おくりびと』のもっくんが読んだという本、『納棺夫日記』を図書館で借りて読んでいます。結構待ちましたけど。作風はこの作者をみそめたという吉村昭氏に似ている気がします。

読んでびっくり。
映画はこの本が原作だったんですね。
周囲の人々から職種について責められたり、妻に「触らないで!穢らわしい!」と言われる場面、独居老人の納棺の様子なんかそのまんまです。でも、オフィシャルサイトではこの本については触れられてないような?

調べたら作者の青木新門氏が、脚本を読んで不満があったので名前を出さないことになったらしいです。青木氏の法話を読むと、深いですね。映画は上っ面は似ていますが、ここまで深くは表現していません。エンタテインメントにするには、そこまではきっと難しいでしょうねー。

同時に『旅の終わりの音楽』も借りました。
これは『ナラタージュ』の作中に出て来た本で、タイタニック号で最後まで演奏していた楽師たちの話です。借りてみたらすご〜く厚い。読み切れるかどうかわかんないけど、読んでみます。

こんなふうにいろんなことが繋がって行くのは面白いですね。

08.11.18

『ナラタージュ』

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ユージンSが貸してくれた『ナラタージュ』を読みました。
恋愛小説か〜 う〜〜ん と思ったけど、割と面白かったです。話題になった本のようですね。作者は若くして有名になった人なのかな?

でもでも、「軽く」という言葉が何度も何度も使われているのには参りました。「軽く笑って」とか「軽く梳かす」、「軽く俯く」などです。見開き中に3箇所ぐらい見られたことも数回あったのでは。作者の口癖なんでしょうか。次はいつ「軽く」が出て来るだろうと思うと心配で内容に身が入らないというか。そういうのやたら気になるんですよね〜。神経質かなー。
その印象が勝って、良かった割になんだか残念な読後感になってしまいました。

081118_02.jpg私の感じ過ぎかも、と思って、試しにざっと見返しながら会話と引用以外のところの「軽く」に付箋を付けてみたら、あぁやっぱりこんなに。。。多い、ですよね?重箱の隅をつつくみたいだけど、これさえなければなぁ、と思ったので。叙情的できれいな文章だったし。編集者がもうちょっと気遣ってあげれば良かったのにな。このことについては、本を返す時に付箋を付けたままにしてユージンSと話し合ってみようと思います。

以前、森瑶子さんの処女作を読んだ時、一分の隙もない完成度の高さに感動しました。かなりな思い入れで推敲されたんだろうなーと思わされました。一方、ある著名な女性作家の文庫本を読んでいて、あまりの推敲のされてなさにがっかりというより怒りを感じて、途中でゴミ箱に捨てたこともありました。作者の驕りが見えて、以来その作家のものは一冊も読んでいません。粗製濫造というか、いい加減な作品は発表してほしくないですね〜。

上の写真は珍しく猫ベッドにいるハッカ。
2階の居場所はすっかりモスのものになったようです。

☆Web拍手ご返事
きのうモスはついにPHSも落としましたよ。
きのうの起きろ攻撃はすごかったです。

08.11.07

『月と六ペンス』

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先日のテレビドラマ『我はゴッホになる!』は、たまたま見たのですが、とても良かったです。まさか劇団ひとりさんがあんなすばらしい演技をするとは。。。それに妻役の香椎由宇さんも清楚で凛としてきれいで、すごく惹かれました。(今まで名前知らなかったけど)

081107_02.jpgそのつながり、と言うのでもないけど、今、『月と六ペンス』(光文社、土屋政雄訳)を読んでいます。訳がいいという話を聞きつけて。まだ半分ですが、面白いです。
ゴーギャンがモデルなんですね。タイトルは知ってても中身なんにも知らなかったですね、今まで。

棟方志功もゴーギャンも天才ですが、『月と六ペンス』の中のゴーギャンの「何が何でも描かねばならん。水に落ちたら、泳ぎがうまかろうがまずかろうが関係ない。とにかく這い上がらねば溺れる」という言葉や、友人ストルーブの「(天才という資質は)持ち主にはきっと重荷だろう。だから天才には寛容に忍耐強く接してやらなければ」という言葉、棟方志功の妻の「私の宗教は棟方志功です!」というセリフにぐっと来ました。

チューネンCも天才とまでは行かないまでも、人とは違う変わった能力を持っていると私は思っています。寛容に忍耐強く、か。宗教にまでは到達できないけど。。。いろいろ勉強になります。

上の写真は、ソファに横になって少し休むか、と思ったらいた先客。
カバーもぐちゃぐちゃ。横になるのは諦めました。

08.08.21

それほど意外じゃない結末

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寝しなには必ず本を読み、1時間ほどするとすーっと眠くなってそのまま寝るのがふつうです。ところが、ゆうべから読み始めた本は、帯に「意外な結末」という売り言葉が。えーどんなどんな?と期待感がふくらんで読むのがやめられなくなり、久しぶりに朝方まで読み続けてしまいました。

でもですね〜期待はずれというか、え?これが帯で謳うほど意外なの?って感じのエンディング。もうがっくりです〜。口直しに次の一冊にまで手を付けてしまいました。睡眠時間を返せ〜。というか寝なかった自分が悪いんですけど。
何度か眠る努力はしたんだけど眠れず、枕元のライトを点けたり消したりしたため、ベッドのそばの床で寝ていたモスがうるさがって途中からどこかに行ってしまいました。

今晩は早く寝よー。。。

08.07.12

『ザ・ベストセラー 』

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むしむしと暑い日は、モスがこんなんなってます。
どこに寝そべってるかわからないので、足元に気をつけないと。
モスにはしんどい、ハッカには過ごしやすい季節になってきました。

図書館での予約をネットでするようになってから、我ながら予約のタイミングがものすごくうまく行っています。返却日を狙って予約を入れ、まんまとその当日に資料が揃う感じ。

先日借りて読了した『ザ・ベストセラー 上下』(オリヴィア・ゴールドスミス)。
久しぶりの翻訳ものでしたが、とても面白かったです。登場人物が多く、上巻では名前を覚えきれずに、これは挫折か?とも思ったけれど、強引に読み続けると次第ににキャラクターが立って来て、下巻は読むのが待ち遠しくなったほどです。
次回はこの作者の『第一夫人同盟』を読んでみる予定。

08.05.17

『能率手帳の流儀』

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図書館で借りて読みました。
著者は日本能率協会の会長さん。平易な文体で親しみやすく書かれています。
きっと人格者なんだろうなあ〜

内容は能率手帳の宣伝だけではないんです。手帳との関わり方を書いている感じですね。使う手帳は能率のでなくても、どこのでもいいともおっしゃっています。すごい。

今までちゃんと見てなかった能率手帳ですが、サイトで見ているのもじれったくなり、ロフトに遊びがてら実物を見に行って来ました。ビジネス手帳というジャンルで高橋書店のものとクオヴァディスなどとひとかたまりにディスプレイしてありました。
サイズや様式がいろいろあるんですね〜。
うち、文庫本サイズのものが私には一番合いそうに思えました。でも、残念ながら高橋書店の同じタイプのものの方がよりデザインが好みでもっと使いやすそうでした。リシェルって商品ですね。曜日や日付の書体が(たぶん)好きなヘルベチカです。

でも、カバーのデザインがどうにも安っぽいので、そうだ!カバーはほぼ日のを使えばいいのでは?と思いつき、ほぼ日のコーナーに見に行ったのですが、やっぱり無駄に大きい。。。
手帳本体よりふた回りぐらい大きいんですよね〜。ポケットとかいっぱい付いてるから、その分、どうしても大きくなってしまうんでしょうね〜。

ほぼ日手帳は中身も私には合いませんが、やっぱりカバーもダメでした。とことん相性合わないんだな。なぜか、糸井氏にしてやられるのがちょっとシャク、という思いもあるんですけどね。

結局、何を買うでもなく、一時間ほど売場をうろついて帰って来ました。
来年の手帳を買うのはまだまだ先だけど、考えるだけで楽しい♪

08.05.01

図書館のシステムに思う

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図書館のサイトからの予約はすごく便利ですが、私が通っている一番近い図書館では、予約された本をカウンターの後ろの棚に整理しているようです。
本棚がせいぜい、そうですね〜、6〜7本ってところ。
もし図書館で本を借りる人がみんなこのシステムを利用したら、とてもあの棚だけでは処理しきれないと思いますね。利用者が少ないってことかな〜便利なのに。
いやいや、でも数は少ない方がトラブルがなくていいかも。

図書館のトップページは、それなりにデザインされたものです。
ところが一歩システムに入ると、デザインがぜんぜん違〜う。トップページのフォーマットなど跡形もない。15年ぐらい昔のホームページって感じです。きっとプログラマーがデザイン。。。っていうか構成してるんでしょうね。

そのシステムも、今ひとつ気が利かないっていうか、改良の余地をものすごく感じる仕上がりです。まあ使えることは使えるからいいんだけどさ〜。

プログラマーがデザインを勉強したら強いと思います。
デザイナーはプログラム勉強できないから〜。
いえ、私ができないってだけですけど。

08.04.30

『ゴールデンスランバー』

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全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2008年本屋大賞」に選ばれましたね!無謀にも図書館のサイトで予約を試してみたところ、予約待ちが329人。

329人て。

1人当たり2週間借りたとして1年ではける人数が24人。
329÷24≒13.7
順番が回って来るまでに13年以上かかるってことですか?
計算間違ってないよな?!

080430_02.jpg買いました。
他の方の感想を読むと決して買って損はない。
ていうか、基本的に本は買って読むべきでしょうね〜。印税をお支払いして作者に敬意を払うのがまっとうです。

まだ読み始めてないけど、舞台はこの街です。
すごく楽しみです。

☆Web拍手ご返事
◯バッグの中は私もまだごちゃごちゃです。
 何しろ荷物が多くて多くて。。。
◯ひえぇ〜ご明察です!
 もう下手なことは言えない、でしょうか。。。?

08.04.18

『文房具を買いに』

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この間じゅう、シャーボXを下調べしている時に、ふと目にした片岡義男さんの『文房具を買いに』。図書館で予約してみたら翌日にはもう指定の館で受け取り可能でした。
ずーっと前に『彼のオートバイ、彼女の島 』を読んだだけだなあ。
だからよくは知らない作家さんです。

なんともそそるタイトルで。
のっけからモールスキンポケットの写真です。読み物と写真とが交互に展開される構成。読み物の次のページが見開きで写真なので、次ページを時々見ながら読み進めます。文房具が好きで、写真が好きな方なんですね。どうやら箱も好きそうです。
私もです!足元にも及ばないけど。
大好きな文房具を選んで集めて撮影して、文を書いて、それが本になってしまうなんてうらやましい〜。
文房具や写真へのこだわりが、静かに文学的に語られています。

080418_02.jpgチューネンC出張の前日に酷使され、今日は少し休もうと決めた出張当日、午後にベッドに寝そべって読みました。階下に降りる時、小窓から西日が射して階段に強い影を作っていました。その影の形が妙にこの本の装丁に似合う気がして。
上の写真は私に付き合って2階に上がり、先導して降りるモス。

08.04.15

野心がない

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このところチューネンCはかなり忙しいことになっています。
相変わらず朝起きるのは遅いけど、夜はいつまで仕事をしているのか知らないぐらい。平日とか土日とかいう感覚もないので、私が休むことにしている日曜日は原稿が溜まりまくっています。
だから私は毎週ちょっとブルーマンデー。。。

ピアノの上に置いてある原稿をモスがバラバラ落としたり、テーブルの上のにハッカが乗ったり。ハッカはもともと、なぜか原稿が好きだけどね。

ユージンSが貸してくれた角田光代さんの『庭の桜、隣の犬』を今読んでいます。
主人公の夫が、仕事だけでなく何に対しても面倒だと感じている描写がすごく上手で共感できます。野心がないというか、そうそう、私も野心ってものがないんですよ。
がんばるチューネンCを見ていて、ほんと野心ないよな〜自分、と思うんです。

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プロフィール

hakka
◆ハッカ(ネコ)
1997年5月生まれ ♀
白い純血種シャムの父とトラ猫の母の間に生まれた、なんちゃってシャム。見分けのつかないほど似ている兄弟姉妹が他に3匹いましたが、うち一番美人で小町と呼ばれていたこの子をもらい受けました。
moss
◆モス(ネコ)
2001年5月生まれ ♀
回転寿司屋で保護されていたところをもらい受ける。もしかしてロシアンブルーかコラットの血が入ってる?と思ったけれど、今は純血種の高貴さはみじんもなく、ものすごくふくらんでいます。
hakkamoss
◆はっかもす(ヒト)
ネット上に限らず、何かをコメントしたり表現したりするのが超苦手。恥ずかしさのあまり夜も眠れなくなります(^^) どちらかと言うとストレス解消のために、ゆるゆるやってみようかなーと。

◆主な登場人物(頼りになる順)
セーネンA
└県外の都会の某社に在職中。
セーネンB(元ショーネンB)
└県外の都会の大学に在学中。
チューネンC
└気持ちはショーネン。

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