方言を道具にする

内科からリハビリ科に移った父の隣りのベッドのおじいちゃんは、看護婦さんたちにショーちゃんと呼ばれ親しまれています。身体はままならないものの、ちょっとひょうきんな感じの人なんですよね。どうも夫婦揃って入院しているらしく、夕食後、奥さんらしき人が車椅子で病室に顔を出したりしています。
だから食事時の家族の介助はなく、看護婦さんがしているのですが、一人ズーズー弁の人がいて、その看護婦さんとショーちゃんの掛け合いが面白く、思わず笑ってしまいます。
ズーズー弁のイントネーションは得意先のテンチョーEに似てる感じ。たぶん同地方の出身と見ました。同じことを言うにも、この地方の言葉だとなんだかユーモラスであったかい。中身はきついことを言ってるんですが、きつく感じないんですよね。暗くなりがちな病室の雰囲気が一気に明るくなります。
でも、患者以外と話す時は標準語になったりして、使い分けてるみたいなんですよ。方言を仕事の道具にしてるんですねー。いいなあ。
テンチョーEもきっとそうだと思います。
時々無性に声が聞きたくなったりします。




売り物のアンティークの椅子に座り、おいしいワインや近所にある超高級ホテルの仕出し料理をいただきました。店内には私がこの市内で一番おいしいと思っているコーヒー豆を焙煎する香りが漂っています。常連のお客様はこのパーティーに招かれるのを目的に、一年間一生懸命通い詰めて買う、という構図にも見えます。

