FOREST FARM 矢野TEAの仕事の現場 ||| ガーデンデザインとワークショッププログラム
花・人・土佐であい博 秋の特別イベント
高知県立牧野植物園「花遊山」
秋の庭と矢野TEAの世界
土佐の光と風をテーマにした、太陽の移動によって変化する庭です。四国山地を模した急勾配の築山に御影石の石柱を添え、岩をも砕く水の力、自然の力を表現。月見台と立体的な屏風画の構成は、茶会やステージとしても使える設計です。
キッズデザイン賞受賞の置き畳タ・タムを配した月見台は、多目的ステージとして使用できます。
植物の国籍もどんどん薄れ、和洋の区別も難しくなっています。本来であれば和の植物がしっくりするデザインですが、和と洋のコラボレーションで土佐の自然を創り上げます。
屏風は時とともに影が変化し、風で動く影絵の世界を表現。時の流れを感じてもらいます。
昭和天皇が好まれた蛇紋岩の石組に花を加えて一体化させ、ガーデンデザインの顔となっています。
竹林寺、牧野植物園、南園を借景とし、その景観に溶け込み一体化する設計です。高知県の豊かな自然の力をいただき、心を癒される空間を演出しました。
●ガーデンデザイン/矢野TEA
土佐であい博「花遊山」の作庭のチャンスをいただき、コンセプトとしてゴッホと同じ印象派で、やはり江戸文化の影響を強く受けたクロード・モネの睡蓮の池をイメージしました。刻々と微妙に変化する光を追求し、その光の移ろいによって一日のうちに幾度も表情を変える庭を、高知市在住のボランティア6名の皆さんと一緒に作り上げました。手伝っていただいたボランティアは証券会社のOBさんから料理人、主婦の方など年齢も立場もさまざまな方々でしたが、博覧会の最大のテーマである「であい」を、協力し合って楽しく表現できたと思います。
英国を含めヨーロッパでは、ガーデンデザイナーや造園業者にお願いして庭を仕上げる方は非常に少数で、多くの方はフラワーショーやモデルガーデンを参考にし、自分でガーデンデザインを起こし個性的な空間を作り上げています。
日本人は、感性も美意識も、そして花木を愛でる江戸時代からの精神性も持ち合わせています。庭づくりには無限の喜びと可能性があり、子育てにも似た体験が得られるものです。ボランティアの方々に改めてお礼を申し上げます。今回の体験をご自分の庭づくりに生かしていただければと思います。そして、新たに6つの庭が生まれることを楽しみにしています。

●作庭
鈴木朝夫、三宮要子、岡川貴彦、中平憲治、掛水謙次郎、布多恵、城下昇士
●主催/花・人・土佐であい博推進委員会
●協力/高知県立牧野植物園、高知新聞社、株式会社新東通信、株式会社セカンドライン、株式会社双葉造園、日本プラグ有限会社
ワークショップ
自然の大切さを植物から学ぶ〜植育
人間が、山や樹木、川などすべての自然に神が宿っていると信じていた頃、それら身近な自然の神によって、私たちは生かされているという意識を持ち、自然と人間の関係がうまく行っていました。
しかし、人が人間の視点でしかものを考えなくなった頃から自然のバランスが大きく狂い始めました。今、改めて自然を見つめ直し、その大切さを次世代に伝える活動が必要です。
地球は人間を含めたすべての生命体のためにあり、環境問題への取り組みは避けて通れぬ第一番目の課題です。安定した環境なくして国家も経済も政治もありません。私たちにとって、一番身近な自然から始める自然環境学習です。
※ワークショップ参加お申し込み方法、開催日など詳しい内容は、であい博のサイトをご覧ください。
植物を育てる
初心者にも育てやすい、観葉植物を使った小さなテーブルガーデンです。3ヶ月から半年、机やテーブルの上など身近な場所に置いて観察し、生長を見守りましょう。植物も私たちと同じように生きていて、犬や猫と同じようにかわいいということが、きっと感じられるようになります。
かがみの花畑
小さな花びらや種、葉っぱなどの自然素材を入れて、三角柱の鏡に映る様子や、その変化を楽しむ万華鏡です。キットを組み立て、フィールドスコープ(万華鏡)を持って庭や公園へ。自然の中にある色や形に目を向け、素材となる取り合わせを工夫しましょう。フィールドスコープをのぞいて回して、満足がいったら完成です。
仲間をつくる
ゴツゴツした石、ざらざらした石、すべすべした石、いろんな石があり、その温度もさまざまです。1個の石からいろんな仲間が生まれることを教え子どもに創造力をつけるプログラムです。石を見つけるために行く場所で鳥のさえずりを聞いたり、川の環境について家族で話し合うことを勧めています。
自然環境プログラムの指導ボランティアの皆様、たくさんの出会いをありがとうございます。であい博でワークショップに参加していただいた方から多くのご意見をいただき、人と自然、人と花、そして人と人の出会いが生まれました。
ワークショップで伝えたい、「植物も私たちと同じように生きている」ということ、それを知ることで自然環境の大切さに気づいたり、私たちの生活を見直すスタート地点に立つことができました。今回のスタッフとの出会いを、次のステップへと生かして行きたいと思います。
(矢野TEA)
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自然を手本にした
矢野TEAの
ガーデンデザイン
「街に森をつくる」をコンセプトにした、癒しの庭づくり。施主様とのコミュニケーションを大切に、ご希望にそいながら自然の香りを感じる独創的な庭を設計します。
年齢を問わずに楽しめる矢野TEAオリジナルプログラム。
人と自然、人と人とのコミュニケーションが図れます。つくることよりも、まず見ること、探すこと、考えることが大切。