FOREST FARM 矢野TEAの仕事の現場 ||| ガーデンデザインとワークショッププログラム
横浜市立追浜小学校ふれあい広場
「校庭で学ぶ自然学習」
フォレストファームの石や土、植物との遊びは、自然の大切さや怖さを知り、自然と仲良くなるための学習です。
今回は小学校の校庭で自然素材を見つけたり、PTAの方や小学生が野外活動で見つけてくれた石を使って行いました。小学5年生、6年生が先生になって下級生や保護者に指導し、人と自然、そして人と人とのコミュニケーションをつくるふれあい広場です。ふだん、気にもとめない学校の校庭が宝の山に見えてくる発想力を養い、自然の色や形の美しさを発見してもらいます。
●ステップ1
10月17日(火)
参加者 56名
●ステップ2
10月28日(土)13:00〜、15:00〜(90分)
先生/5、6年生 56名
生徒/1〜4年生 80名、保護者 87名
指導補助/矢野TEA(FPREST FARM)、
矢野史門(FOREST FARM)
主催/横須賀市立追浜小学校PTA
10月28日、晴れ
予定通り校庭での素材探しが可能になりました。5、6年生は相談の結果、グループ単位で教えることになっていました。先生のユニフォームは黒いTシャツとバンダナになっていて、私がやりやすいよう、気を遣っていただいたようです。
各グループでリーダーをつくり、主に教える人とフォローに回る人で分担しながら、それでも一人一人がマンツーマンで教えられるようにトレーニングしていました。
私が指導した中で不足の部分は、図解してパネルをつくっているグループもありました。
全体の指導補助、ということでフォレストファームのメンバーと二人で参加しましたが、結果は主役の先生たちの明るい笑顔を見ているだけで、特に補助の必要もありませんでした。
自然に対する新しい捉え方を知ったこと、また、学年の壁を超えた学校ぐるみでのにぎやかな交流は、生徒それぞれに心に残る思い出がつくれたのではないかと思います。
先生役となった5、6年生からは、またどこかで教えたいという要望がありましたので、できればおじいちゃんやおばあちゃんに教えると面白いよ、と伝えておきました。小さな子どもからお年寄りがともに遊びそして学びながら、新しいコミュニティーが小学校から生まれることを願います。
●1年生へのアンケート結果
よーくわかった
たのしかった
とてもたのしかったです
かんたんだった
できてよかった
まんげきょうをつくったのがたのしかった
うさぎのえをかいたのがうれしかった
ストーンアートがたのしかったです
プログラム1
自然素材でつくる万華鏡(フィールドスコープ)
自分でフィールドスコープのキットを組み立て、自然観察や散歩をしながら足元の自然の中から植物の種や葉、木の実などを見つけ、小石や砂と一緒に入れて、自然の色や形の美しさを発見するプログラムです。
今回は5、6年生が先生となり、下級生や保護者に指導しました。校庭にあるシラカシの実や紅葉した葉、アリの巣などを発見しながらの楽しい自然観察でした。花壇に咲いている花については、下に落ちている花びらは拾って良いことにしました。中身の入れ替えが簡単にできるので、また散歩をしながら季節の色を楽しんでください。
プログラム2
石で仲間をつくる
川原で遊ぶ機会も少なくなりましたが、ふだんは気にもとめない石ころも、よく見ると色や形、手触りがすべて違います。石の素材探しは5、6年生にお願いし、野外で遊ぶためのトレーニングとして実施しました。1個の石で3個の仲間をつくることを基本に、1、2年生のレベルに合わせ、ポスカと油性ペン、目玉シールで仕上げました。来年は5年生の野外活動で石で仲間づくりをしたい、との声も上がっています。
教育基本法の審議が進む中、子どもたちの生活環境が大きく変わろうとしています。ゆとり教育から学力向上へと国の方針が変更になり、先生方や保護者の方々も情報収集やその対処に追われていることと思います。
主役となる子どもの視点で考える教育と、世界に通じる個性的な人格と感受性を育てて欲しいと願います。
半年計画で今回の追浜小学校のワークショップを実施し、多くの方々の協力のもと、無事終了することができました。小学校高学年の子どもと遊び、さらに子どもが大人に教えるワークショップはこれまでも実施していましたが、全校生徒で遊ぶワークショップは初めてでした。プログラムはできるだけ簡単に、つくることより人と人のコミュニケーションや人と自然について考える、それを主目的としたものです。
追浜小学校は、少人数で海外からの生徒も混じり、学年の壁を超えた学べる教育がなされており、PTAとの連携も良く最良の環境の中でのワークショップでした。横割り教育が多い中、縦割り教育を大切にしている少数派の小学校での実施を、今後のプログラムづくりに生かして行きたいと思ってます。
今回の主役のお話をしますと、第一ステップの『先生になるための教育』は、できるだけ自分で考えてもらう教え方としました。
子どもたちは今時珍しく好奇心が強く、目をキラキラさせていたことと、小学校の高学年から中学生という時期は、子どもから大人へと大きく変化する年頃であり、ふだん教える立場である大人の気持ちを知ってほしい、という二つの理由でこのような方法を取りました。
小学校低学年の場合は手取り足取り教えなければなりません。そのたいへんさを5、6年生に味わって欲しいと考えました。
フィールドスコープについてはほぼ全員が指導者レベルに達し、石の遊びについては簡単な宿題を出して終了となりました。
●5、6年生へのアンケート結果
どんな点に注意して下級生に教えてあげたら良いと思いますか?
下級生にわかりやすく、丁寧に教えてあげたい
ゆっくりわかりやすく話す
万華鏡の鏡を三角にした時、押さえたりしてあげようと思いました
万華鏡は低学年はちょっと難しいので、鏡をつけるところを教えたいと思います
ストーンアートの色の塗り方を下級生に教えてあげたい
困ったら教えてあげたいです。
ゆっくり、はっきり、わかりあすく説明をしないといけないと思う
やさしく楽しく作らせてあげたい
ひとつひとつをていねいにきちんと教えてあげる
●PTAの方々へのアンケート結果
ワークショップに参加してみた感想
とても楽しかったです。サルが描けるのはとてもうれしい気分になれる
説明の時は静かにしていた子どもたちが、ワークショップが始まると目をキラキラさせて描いているのを見てうれしく思った
身近な素材を使ってこんなふうに楽しめることがわかった
ただの石が簡単に動物の顔になっていくのは子どもたちもとても楽しいと思います
とても楽しかったです。子どもより親が夢中になった
自分自身も子どもにかえったようで楽しかったです

参加した追浜小学校の皆さん
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「街に森をつくる」をコンセプトにした、癒しの庭づくり。施主様とのコミュニケーションを大切に、ご希望にそいながら自然の香りを感じる独創的な庭を設計します。
年齢を問わずに楽しめる矢野TEAオリジナルプログラム。
人と自然、人と人とのコミュニケーションが図れます。つくることよりも、まず見ること、探すこと、考えることが大切。